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それは、うつ病ではありません! (宝島社新書) 価格: 720円 レビュー評価:3.0 レビュー数:13 うつ病(厳密に言えば、「大うつ病」とか「メランコリー親和型うつ病」と呼ばれる「従来からうつ病として定義されてきた」もの)と、うつ病と似て非なる状態が存在するということ。それを啓蒙し、精神科がパンクしかかってると言う現状を何とかしたい、という事については全く以って同感である。
しかしながら本書を星二つとした理由は二点。
一つは、斜め読みをするとうつ病をはじめとした精神疾患に対する誤解を助長しかねないと言う点である。「うつ病」と「うつ病と似て非なる状態」は確かに存在するが、その区分と「精神科の診療を必要とする状態」と「精神科の診療を必要としない |
家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル 価格: 2,625円 レビュー評価:5.0 レビュー数:10 風邪を引いた人は熱が下がるまで安静にし、
骨折した人は骨が繋がるまで安静にする事は
誰でも知っている事なのに、
風邪を引いた人を寒空の下にさらしたり、
骨折した人を無理に歩かせたりしてはいけないのは
誰でも知っている事なのに、
どうしてうつ病の人に対する
周知の「当たり前」がないのだろう?
この本を読んで今まで疑問にもしなかった疑問が沸いてきます。
私は支援者側の人間ですが、先に同じ下園先生著の
「うつからの脱出?」を |
躁うつ病 価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 精神科医の立場から29人の
躁うつ病患者もしくは躁うつ病患者に
似た病気の患者に対しての対処法を詳しく説明しています。
躁うつ病患者と躁うつ病患者を持つ家族が読む良書だと思います。
何回も躁状態やうつ状態を繰り返しているケースや
躁状態ないしはうつ状態が始まると
非常に急激に重い症状になるケースには
リーマスをはじめとする気分安定剤を
一生飲んだほうがいいそうです。
63歳で躁うつ病と診断されるケースがあることを知りました。
Wikipediaに |
うつ再発 休職中の告白―「私たち」はいま、こんなことを考えています 価格: 1,365円 レビュー評価:4.5 レビュー数:7 休職中の告白 「私たち」はいま、こんなことを考えています。
タイトルのイメージからすれば、休職中の人々の体験集のようなものをイメージしたが、著者一人の体験だった。
「私たち」というより「私」というのが正しいのでは?
内容的には、著者の「人間はなぜ働かなければいけないのか」という独特の理念が前面にでていて面白かった。
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もし部下がうつになったら (ディスカバー携書) 価格: 1,050円 レビュー評価:4.0 レビュー数:8 後半に進むほど 著者がもっている実力、この本の価値がわかります。
「夫婦の和解」は「夫婦の口論」よりストレス・マグニチュードが高い。
業務の量的、質的負荷を軽減するよりも 達成感や裁量権を考慮する
方が効果がある...など、
なんとなく感じていたり考えていたりしたことが整理されてくる。
ストレス対処法のタイプ別として 問題優先型外向/内向タイプ、
感情優先型外向/内向タイプ を挙げている。人による分類ではなく、
直面する課題にあわせてどのタイプで対処するかを語っている |
非定型うつ病 パニック障害・社交不安障害 よくわかる最新医学 価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 図入りで、パニック障害のこともよくわかりました。
定型うつ病と非定型うつ病の違いも、わかりやすく、字もも大きいので
大変読みやすかったです。
自分はなんとなく、他のうつ病と違うなぁ?。。。と思ったりしていたので
これで、なるほど。。。と思えました。 |
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躁うつ病はここまでわかった 価格: 1,680円 レビュー評価:4.5 レビュー数:8 本書は五名の医師と患者一名の寄稿によって成り立っており、それぞれの視点から専門的な知識を得ることができる。抗うつ剤の及ぼす影響、リチウム(リーマス)とバルプロ酸(デパケン)の副作用や違い、心理社会的治療など、これまでなかなか触れることのできなかった情報を得ることができる。さらに、双極性障害についての多くの著作を持つ加藤忠史氏が、タイトルにもなっている躁うつ病の原因を、遺伝子研究、脳画像研究、細胞内のカルシウム濃度など、いわば先端医学ではどのような研究がどのように行われているかということを紹介している。最終章のQ&Aも、躁うつ病(双極性障害)に苦しんできた人々が知りたかったこと、例えば気分安定 |
「私」を生きるための言葉 日本語と個人主義 価格: 1,470円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 今の日本に、閉塞感や空々しい感じ、しっくり来ない感じ・・・感じ取り方は様々だと思いますが、どうしようもなく受け入れられず孤独な感覚を感じたことはないでしょうか。そのような問題意識を持つ方に是非お勧めしたいと思います。私自身読み終わった後、今までどうしても見えなかった姿無き敵をはっきりと見せて貰えたようなすっきりとした気分になりました。前著以上に、自分が自分であることを責めなくても良いのだ、という安堵感を頂きました。
人の受け売りではなく、本当の自分自身の意見というものを持つと、今の日本では相当苦労を強いられます。そう言った経験のある方であれば、すぐおわかり頂ける内容 |
心の病気を治す 自分でできる「心理療法」―症状を根本から改善する西尾式心理療法のすべて 価格: 1,260円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 今まで自分は「ストレス」は厳しい上司とか、過酷な労働条件とか、
自分の外にあるものだと考えていましたが…
本書を読んで、他人や環境は変えることはできない!変えることが出来るのは自分が
どのように考えどのように行動するかであって、それによって同じ環境でも
ストレスになったりならなかったりする、ということがよく解りました。
性格検査の説明も分かりやすく、「自己コントロール法」はこれでいいのかな?
と思いながら続けていますが、気のせいか最近よく眠れるようになった気がします。
難しい専門用語もほとんどな |
人はどうして死にたがるのか 「自殺したい」が「生きよう」に変わる瞬間 価格: 1,575円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:18 陸上自衛隊の隊員、医師、看護士などを対象に、PTSD対策やメンタルヘルスを保つための指導をしている心理療法カウンセラーが著した実践的な「自殺防止マニュアル」。死にたい気持ちを抱えている人とその親近者に向けて書かれているため、2人称の「あなた」で語りかけてくる文章が生々しいが、長年にわたり数多くのクライエント(相談者)と現場で接してきた著者であるだけに、自殺の危機に面したときの対処法が具体的にわかりやすく書かれている。 著者は「人が自殺しようとするときは、いわゆる“うつ状態”にある」と言い切る。うつ状態は、現代社会に特有の精神疲労などにより、本来ならば自分を守るための感情のプロ |